つむじの薄毛の初期
つむじの薄毛の初期段階は対応に悩む方が非常に多いです。理由は、薄毛になったかどうか自分では判断がつきにくいためです。周りから見ると気にすることがない状態なのに自分一人だけが気にしてしまったり、反対にまだ自分は大丈夫だと油断して薄毛がどんどん進行してしまっている、というケースはよくあります。
初期段階の判断基準としては、つむじの渦が消えているかどうかに注目してみるとよいでしょう。つむじの薄毛が始まると、渦の流れが見えにくくなります。渦が乱れて消え、10円玉大の範囲で頭皮が透けるようになります。さらに、分け目に線が入るように透けて見え、その線がだんだん広がってきたり、その線自体が増えてきたりするとつむじの薄毛が進行していると判断ができます。
初期段階の対策と費用
生活習慣の改善
ストレスや不規則な生活によって頭皮環境が悪化すると、血行が悪くなり薄毛の原因になります。改善対策として、まずは健康的な生活習慣を心がけてください。7~8時間の睡眠を充分にとることで成長ホルモンの分泌が促され薄毛の予防につながります。また、適度な有酸素運動をして自律神経やホルモンのバランスを整えて、ストレスの発散をすると良いでしょう。食生活に関しても、できるだけ栄養のバランスを考えた食事を摂りましょう。脂っこくて高カロリーの食べ物は避け、タンパク質やビタミン、ミネラル、亜鉛などバランスよく摂取するようにしましょう。
育毛剤・発毛剤
近頃は様々な育毛剤・発毛剤が販売されていて、どれを選んでいいか迷う方も多いのではないでしょうか。基本的に育毛剤は医薬部外品、発毛剤は医薬品と分類することができ、効果がそれぞれ異なっています。育毛剤には髪の毛を育てて抜け毛を防ぐ効果があります。初期段階のように薄毛の症状が軽い場合は、育毛剤で抜け毛予防をしながら生活習慣を改善して様子を見るのも良いでしょう。しかしながら、薄毛の初期段階での対応はとても重要となるので、髪の毛を生やす効果のある発毛剤を使って発毛促進を試してみることが賢明といえます。
育毛剤は1本5,000円程度で、安いものであれば3,000円以下で購入可能です。発毛剤は承認を受けた医薬品で、5,000円~10,000円程度になります。 ※成分や容量によって値段は異なります。
女性の方
女性の方は、利用できる育毛剤・発毛剤が限られていて、AGA治療薬では、服用が禁止されているものもあります。妊娠または妊娠の可能性がある方、授乳中の方などは使用できません。女性の薄毛に有効な処方薬としては、毛髪の成長を促すパントテン酸カルシウム、アミノ酸、ケラチン、ビタミンB群を含む内服薬や、外用薬などもあります。こちらは、男女ともに利用が可能となります。女性用の育毛剤・発毛剤を購入する際は必ず医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
未成年の方
未成年の方は、薬機法という法律により医薬品である発毛剤を購入することができません。
医薬部外品である育毛剤を購入して薄毛が進行しないように予防しましょう。医薬部外品の育毛剤には購入時の年齢制限がありませんが、医薬品の発毛剤は未成年の方は購入・使用ができないので注意が必要です。内服薬の発毛剤には「ジヒドロテストステロン(DHT)」という脱毛の原因となる男性ホルモンと酵素の結びつきを抑える効果があるので、未成年の方は使用ができないのです。未成年の場合はまず育毛剤で抜け毛を予防しながら生活習慣の見直しを行い、シャンプーの仕方などもあらためて頭皮環境を改善すると良いでしょう。
薄毛の初期段階での植毛
つむじ周りの髪が少しでも少なくなったと感じた場合、育毛剤や発毛剤を使って薄毛を改善しようとする人もいることでしょう。薬で薄毛が改善できるかどうかについては、個人差があります。
確実に薄毛を改善するには、植毛という手段もあります。初期段階でのつむじの薄毛の植毛は、比較的少ない株数で行うことができ、長期的に見ても費用を抑えることができます。
薄毛の範囲が少ないから薬を使う程度で大丈夫と油断をしてしまっているかもしれません。しかし、薄毛は進行性があるため時間の経過によって薄毛の範囲が広がってしまいます。ある程度、時間が経ってから植毛しようとなれば初期段階よりも多くの株数の植毛を行わなくてはなりません。植毛をする時期を先伸ばそうとしてしまうほど、後に薄毛治療にかかる費用が大きくなってしまう可能性もあります。
最近、薄毛に悩み始めた。薄毛対策の中でも、植毛のメリットは何であるのかを知りたいという方は、一度親和クリニックの無料相談にお越しください。
初期段階での植毛と5年後での違い
時期 | 薄毛対策と費用の比較 |
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初期段階 (30歳) |
【MIRAI法で1,000株の場合】 1,210,000円 |
5年後に植毛 (35歳) |
【5年間育毛剤+植毛の場合】 育毛剤 1ヵ月の相場:5,000円 1年間の治療費:60,000円 5年間での使用料 :60,000円×5年間 =300,000 MIRAI法で1,500株の場合 1,705,000 育毛剤5年間の治療補と植毛1,500株で 2,005,000円 |
MIRAI法の治療費の計算
220,000円(基本治療費)+990円×株数=植毛の値段
つむじ植毛500~1,000グラフト
初期段階では、グラフト数が500~1000グラフト程度必要になります。(個人差があります。詳しくはクリニックにご確認ください。)費用はMIRAI法で715,000円~1,210,000円、NC-MIRAI法で1,430,000円~2,530,000円になります。
施術費用(税込) |
MIRAI法の場合 220,000円(基本治療費)+ 990円×(500~1,000グラフト) 715,000円 ~ 1,210,000円 NC-MIRAI法の場合 330,000円(基本治療費)+ 2,200円×(500~1,000グラフト) 1,430,000円 ~ 2,530,000円 |
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毛髪本数目安 | 1,250~2,500本 |
つむじの薄毛の中期
中期の段階では、つむじのみならず頭頂部の広い範囲で頭皮が透けて見えてきます。頭頂部付近の髪の毛が細くなってコシが無くなり、触ったときにやわらかさを感じるようになると、薄毛がだいぶ進んでいる状態になります。専門医によるカウンセリングや治療を検討をおすすめします。
中期段階の対策と費用
育毛剤・発毛剤
薄毛・AGA専門のクリニックで、まずはカウンセリングを受けましょう。そこで症状の診察と、今後の治療の方向性の確認ができます。薄毛専門クリニックの治療は主に投薬治療となり、月1回の通院が必要になります。費用の内訳は、診察料と投薬治療の料金を足したものが総額の料金です。
診察料はおよそ5,000円以下の場合か、もしくは無料としているクリニックもあります。投薬治療の費用は個人によって異なりますが、20,000円以下の価格となる場合が多いです。月に換算するとおよそ20,000~25,000円以下の治療費となります。※あくまでも相場金額となります。個人差がありますので、詳しい費用に関しては診察を検討しているクリニックにご確認ください。
診療前のカウンセリング費用に関してですが、これはほとんどのクリニックで無料となっています。カウンセラーによく相談し、自分にあった治療法かどうか確かめましょう。クリニックが自分に合っているかどうか確認するためのポイントとしては、
- 料金
- 治療内容
- 通いやすさ
などが挙げられます。自分の場合の治療費用はいくらかかるのか、効果はどれくらい高いのかなどが最も重要です。また、お薬での薄毛治療は長期にわたって行うことが多いので、通いやすさや治療の合計金額をあらかじめきちんと確認することをおすすめします。
薄毛の中期段階での植毛
頭皮が透けてみえるようになってしまったと感じた方の中には、すでに投薬治療による薄毛対策を行った方もいることでしょう。
育毛剤や発毛剤などの投薬治療は、植毛と比べて安く薄毛対策ができることが特長です。しかしながら、投薬治療による薄毛対策をしても、現状維持もしくは薄毛の進行に歯止めがかからない場合もあります。このタイミングであれば相場で月に20,000~25,000円ほどかかる治療であるため、長期的には費用が大きく積み上がってしまうことになります。
植毛は1回の手術費用は高額ですが、手術が終わった後は自然と生え変わる特長があるため、継続的な治療費がかからなくて済みます。長期的に見て安くできるため、つむじ周りの薄毛の改善が見込めなくて悩んでいる方は、一度無料相談にお越しください。
つむじ植毛1,500~2,000グラフト
中期段階では、グラフト数が1,500~2,000グラフト程度必要になります。(個人差があります。詳しくはクリニックにご確認ください。)費用はMIRAI法で1,705,000円~2,200,000円、NC-MIRAI法で3,630,000円~4,730,000円になります。
施術費用(税込) |
MIRAI法の場合 220,000円(基本治療費)+ 990円×(1,500~2,000グラフト) 1,705,000円 ~ 2,200,000円 NC-MIRAI法の場合 330,000円(基本治療費)+ 2,200円×(1,500~2,000グラフト) 3,630,000円 ~ 4,730,000円 |
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毛髪本数目安 | 3,750~5,000本 |
つむじの薄毛の後期
つむじの薄毛の後期は、頭頂部全体が薄くなり頭皮が完全に露出している状態になります。薄毛の範囲が広範囲に及び、前髪の薄毛と同化してしまうケースもあります。さらに進行すると、頭頂部だけでなく前頭部まで頭皮が完全に露出し、髪の毛が側頭部と後頭部のみ残っている状態になってしまいます。
後期段階の対策と費用
かつら・ウィッグの利用
つむじの薄毛が後期の段階で、治療をしても改善までに時間がかかることが予想される場合、かつらやウィッグなどを使うとすぐに薄毛に対応できます。かつらやウィッグは、着けたときにいかに自然なヘアスタイルが演出できるかが重要になります。
かつらを選ぶときは、かつらのつむじ部分がどれだけ自然なつむじになっているかをよく確認しましょう。毛量が多すぎたり、少なすぎて地肌が見え過ぎていると、人工的な不自然さが出て周囲にバレやすくなってしまいます。さらに、着けたときにムレが発生しない通気性の良い素材のものを選ぶと、長時間かつらを着けていてもかゆみが出ず辛くないので安心です。
つむじのみ薄毛が進行している場合は、部分ウィッグを使うことをおすすめします。ウィッグの人工毛と自毛の境目をいかに自然に馴染ませるが重要です。境目が浮きすぎて不自然にならないように着用時はさまざまな角度から確認するようにしてください。
いずれもスタッフの方と相談し、見た目の自然さや着け心地などよく検討を重ねてから購入するようにしましょう。
費用は、かつらの場合ひとつあたりおよそ15~20万円程度になります。ただ、かつらの場合スペアが必要になりますので、スペアと合わせると50~60万円程度が相場になります。
ウィッグの場合は範囲にもよりますが、15万円程度が相場となります。いずれも長期的に利用するものでありながら、傷みやすいという特徴があるため維持費もかかります。
かつらを維持する方法は、主に下記のものがあります。
- 購入メーカーのサロンに通う
- 購入メーカーの提携店にいく
- 自分で行う
サロンに通うと、指定のシャンプーやリンス、トリートメントやピンの交換、両面テープの交換、つや出し剤の塗布など必要なメンテナンスを一通り行ってくれます。さらに調髪・セット直し・編み込みなどで、ヘアスタイルのイメージチェンジも可能です。
どれもそれぞれ1,000~3,000円程度の費用になるため、すべて完璧にメンテナンスを行った場合、交通費と合わせると数千円から数万円かかります。提携サロンで必要なメンテナンスだけ行うか、自分でメンテナンスを行って、費用を抑えるという方法もあります。
薄毛の後期段階での植毛
植毛は医療行為であるため、1回あたりの費用はかつらやウィッグと比べて高額になります。しかし、1度植毛を行うことで髪が自然と生え変わるのが特長であるため、以前までのメンテナンスに要していた時間や費用を削減することができます。メンテナンスに関連する交通費やお薬などの費用を長期的に抑えられるというメリットがあります。
植毛の必要株数については、薄毛の初期や中期段階と比べて多くなってしまうかもしれません。
薄毛の進行に歯止めをかけたい。メンテナンスにかかる負担から解放されたいという考えの方は、親和クリニックの無料相談にお越しください。
つむじ植毛2,000~3,000グラフト
後期段階では、グラフト数が2,000~3,000グラフト程度必要になります。(個人差があります。詳しくはクリニックにご確認ください。)費用はMIRAI法で2,200,000円~3,190,000円、NC-MIRAI法で4,730,000円~6,930,000円になります。NC-MIRAI法では、後頭部の傷跡を自毛で隠すためグラフト数に限りがある場合があります。ドナーとなる後頭部の髪が高密度であれば施術可能です。
施術費用(税込) |
MIRAI法の場合 220,000円(基本治療費)+ 990円×(2,000~3,000グラフト) 2,200,000円 ~ 3,190,000円 NC-MIRAI法の場合 330,000円(基本治療費)+ 2,200円×(2,000~3,000グラフト) 4,730,000円 ~ 6,930,000円 |
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毛髪本数目安 | 5,000~7,500本 |
つむじ・頭頂部への自毛植毛は難しいのか?
頭頂部は、おでこや生え際など部位と比べて難しいです。頭頂部の植毛の効果を実感するためには、他の部位よりも高い技術が求められています。
頭頂部への植毛の難易度が高いといわれる要素は以下の3つです。
- 大量の自毛植毛が必要
- 高密度の自毛植毛が必要
- ヘアデザインの難易度が高い
他にも、頭頂部の自毛植毛を行う上で重要なポイントについても詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
つむじの薄毛治療の症例
800株移植の例
施術前
Before
施術後
After
30代 男性 K.M.さん富山県(MIRAI法)
施術の費用(税込) |
1,012,000円 内訳: 220,000円(基本治療費)+ 990円×800グラフト |
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移植本数 (グラフト数) |
800株 |
施術名 | 自毛植毛(MIRAI法) |
植毛のリスクと副作用:
外科手術による毛髪採取部の腫れ、赤み、かゆみなどが起こる可能性があります。個人差により程度は異なりますが、通常半年から1年程度で改善しますのでご安心ください。
K.M様は、様々な薄毛治療を試されたにも関わらず、思うような結果が得られなかったとのことでした。自毛植毛の専門クリニックである当院に興味を持たれ、ご来院いただきました。カウンセリングで検討を重ねた結果、MIRAI法でつむじへ800株の移植を行いました。術後は頭皮にニキビができてしまうトラブルなどがありましたが、当院では軟膏などの処方やスタッフによる洗髪サービスがありますので、施術から5ヵ月ほど経つと症状も落ち着いたご様子でした。1年後の検診時には髪が生えていることを実感して、喜んでいただけるようになりました。
費用とメディカルローンに
ついて
親和クリニックの自毛植毛の費用は植毛を行う株数や術式で異なっています。 植毛費用の実例について、当ページにも掲載していますが、費用の算出やプランについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
植毛は医療保険の適用外となる治療です。そのため、親和クリニックでは分割による支払い方法の1つとしてメディカルローンを用意いたしました。他院と比べても利率が低く、最大で60回の分割払いが可能となります。実際の治療費の例と他院との差額について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
親和クリニックの
カウンセリングは無料
つむじの薄毛の症状は、早めの対策がとても重要になります。親和クリニックの植毛なら少数の株数から移植が可能です。また、未成年の方や女性の方も多くご来院いただいております。悩みを打ち明けていただく事は勇気がいると思いますが、当院ではすべての患者様お一人おひとりに誠実に対応し、症状の改善のため精一杯お手伝いさせていただきます。
親和クリニックのカウンセリングは無料ですので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。