自毛植毛の手術が失敗することはありますか?

親和クリニック院長 音田正光

親和クリニック
総院長 音田 正光

医療的な観点から言うと、手術の失敗とは、重篤な症状が発生する、手術をしたにも関わらず改善が見られない、などが上げられます。これまでの症例から言うと、自毛を使った植毛手術のおかげか拒絶反応が起こることはなく、薄毛治療としての効果がほぼ見られているため、失敗というケースはまずないでしょう。

しかし、手術が失敗する可能性は0ではありません。それは、手術が成功したとしても、自毛が生着せずに、期待していたほどの効果がでない場合や、手術後のご自身のケアで効果が落ちてしまうことがあるからです。十分な増毛効果が得られなかった場合も、それは手術が失敗したという意味になるのです。

自毛植毛で起こる失敗例


デザインが理想と大きく異なる

自毛植毛を行う際は毛量を増やして薄毛をどうにかするという思いが先行してしまい、自分が自毛植毛後、どのような髪形になりたいのか、イメージはどんな感じか意識している方は少ないようです。
そのため、毛量が多すぎたり少なすぎたり、バランスが悪くなってしまうなど不自然な仕上がりになってしまうことがあります。
また、イメージやご自身の理想はしっかり伝えたのにきれいに見えない場合、医師との認識の相違があったり医師の技量が低い可能性があります。


手術痕・ドナー痕が目立つ

メスを使うFUSS法は皮膚ごと切り取るため、縫い目が横に広く残ってしまいます。生着率が高く、植毛としての効果が期待できますが、手術後のドナー部位の見た目があまり良いとは言えません。 また、親和クリニックで行っている植毛は、FUE法を進化させた最新の治療法です。従来のFUE法はメスを使わないものの、採取する際ためのパンチグラフト法のせいで1mm程度の傷跡ができてしまいます。


髪の毛が生着しない

移植した毛根は最低でも10%のドナーが生着しません。そのため、どんなに気を付けて生活をしても丁寧なケアを行っても10%は抜け落ちてしまいます。さらに生活習慣、ケア方法によって生着率はどんどん低下し、極端ですが、過去には生着率が50%程度だったという例もあります。
この例はとてもレアケースですが、生着率の高さは自毛植毛の大切な基準です。クリニックによってケアをサポートしてくれる場所もあるので、クリニック選びはとても重要です。


頭頂部・つむじへの施術

頭頂部・つむじへの自毛植毛では髪の流れの向きや毛髪の密度、大量の移植が必要になるので難易度がとても高いです。
自毛植毛では健康なドナーを素早く移植しなければならないため、ドクターだけでなく、医療チームとしての高い技術力が求められます。
技術力、チーム力の乏しいクリニックでの頭頂部・つむじへの自毛植毛は生着率悪化につながり、自毛植毛の効果が低くなってしまうのでクリニック選びは慎重に行うことをお勧めします。

頭頂部への自毛植毛の詳細

自毛植毛で失敗する原因

自毛植毛について詳しく理解していない

植毛について正しく理解をせず、施術後に後悔をするケースも少なくありません。
例えば「副作用」があげられます。副作用として、植毛後一時的に髪がくせ毛になってしまうことがあります。これは高度な技術を持ったクリニックでも1〜2%の割合で起こりえます。ただ、くせ毛が一部であれば、1年ほど様子を見ると元の髪質に戻ります。植毛で起こりうるリスクとその対策を事前に知ることで、後悔を避けることができます。

下記のページではその他の副作用やリスクをご紹介していますので、事前に植毛について理解を深め、後悔しないようにしましょう。

植毛後の副作用やリスク

また、「ショックロス」について知らなかった場合、手術の失敗だと勘違いしてしまうこともあるでしょう。
ショックロスについて詳しく知りたい方は下記ページに記載してありますのでご確認ください。

ショックロスとは?


カウンセリング不足

自毛植毛では患者さまの理想の髪型やボリュームを基に手術を行います。そのため、手術後のデザインに満足できない要因としてカウンセリング時に医師と認識のずれや共有不足が要因である場合が多いです。認識のずれは手術がうまくいっても望まぬデザインになってしまい、せっかく自毛植毛を行い、手術が成功しても後悔してしまう可能性が十分にあるため、カウンセリングはしっかり行い、医師と認識を合わせておきましょう。


医師の経験や技術不足

自毛植毛は移植した髪の毛すべてが生着するわけではなく、生着には個人差も大きく関わります。そのため、経験の浅い医師は患者さまの要望に的確なアドバイスが難しかったり自毛植毛の効果があまり高くないということがあります。特に金額の安いクリニックでの治療は生着率が低く、想定よりも毛量が少なくなっているということがよくあります。
自毛植毛を行うのであれば医師の症例数・実績数を参考に技術のある医師のいるクリニックで受けることをお勧めします。


海外で自毛植毛を受けるリスク

最近では医療ツーリズムといって、海外旅行がてら植毛を受けるサービスもあるようです。海外での植毛は何よりも値段が安いことが特徴で、東南アジアやヨーロッパでは日本の3分の1、美容大国である韓国では、日本の3分の2程度の値段で植毛を受けられるとも言われています。

ただ、海外での植毛は失敗のリスクも伴います。コミュニケーションが取りにくい状況で、説明をまともに理解せず治療を進めるとトラブルが生まれやすくなるでしょう。事前に頭皮の写真だけ送り、カウンセリングも行わずにいきなり治療を始める病院も稀にあるようです。

そういった中で医療トラブルに巻き込まれても、全て自己責任となり、ほとんど何もできず泣き寝入りすることになってしまいます。再治療を訴えて受け入れられても、海外への渡航費はまた余計にかかります。

植毛技術の良し悪しは国の違いではなく、ドクターの違いによって変わります。患者さまとドクターでコミュニケーションを重ねて、長い目で見ながら治療を進めることが、失敗を避ける最も効果的な方法となるでしょう。

自毛植毛で失敗しないための対策

失敗しない自毛植毛の手術を受けるためには、豊富な経験と正しい知識を持ったクリニックを選ぶことが大切です。


クリニックのHPや書籍で調べる

クリニックのHPにはそのクリニックの症例数や症例写真などが掲載されているため、そのクリニックで手術を受けた時のイメージがしやすいです。また、自毛植毛の基礎知識から手術方法の詳細まで知ることができるので事前によく調べておき、不明点についてカウンセリングで聞くようにすることをお勧めしています。


傷跡が目立たない「FUE法」による植毛

「FUE」法は、メスを使わずに、皮膚に穴を開けて毛髪を採取する方法です。
特殊な器具を使って穴を開けるため、切ることはなく、縫合する必要もないため、体への負担を抑えることができます。
FUSS方式と比べ傷跡が目立たないのが「FUE方式」となります。


デザイン力のある医師による植毛

毛の流れや毛量、密度など周囲とのバランスが不自然では、薄毛治療の根本的な解決にはなりません。
術後のヘアスタイルをイメージし、デザインする力が大切になってきます。
患者さまに合った毛の植え方、仕上がりの形、さらには、将来のヘアイメージまで考え合わせて、植毛の仕方をデザインしていきます。頭皮の状態や骨格などは、1人1人異なるため、それぞれの状態に合わせて工夫するなど、医師の技量によって、仕上がりの結果に大きく差が出てしまうのです。

だからこそ、医師の技術力やサポート体制、最新の設備を完備したクリニックを選ぶことが大切になってくるのです。

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植毛した髪は10年後まで生える

失敗や後悔だけではなく、植毛した髪の毛がいつまで生え続けるのか気になる方も多くいらっしゃいます。自毛植毛した髪の毛は、その後も10年、20年と永続的に生え変わり続けます。
一般的に健康的な髪は、2年から6年が寿命で、その後また生え変わります。自毛植毛した髪の毛も同様に2年から6年が寿命で、その後も生え変わります。

更に自毛植毛した髪の寿命を延ばすためには何が必要なのでしょうか。まずは髪の毛を定着させることが重要です。そのため術後2週間は、サッカーなどの頭部に直接衝撃が加わるスポーツやたばこは避けていただく必要があります。その他にも寿命を延ばすためにできることをこちらの記事で解説していますので、ご覧ください。

植毛後の髪の寿命について

親和クリニックの自毛植毛のこだわり

親和クリニックでは、医師の技術力や最新の設備を整えることはもちろん、とことん患者さまと向き合うことで、薄毛治療の先頭を走ってきました。


健康な毛髪をスピーディーに移植

チーム医療で手術を行うハイスピードメガセッションにより、毛髪を新鮮なままでスピーディー移植することができます。
そのため虚血時間を大幅に短縮し、細胞へのダメ―ジを最小限に抑えることで、高い生着率の実現が可能となり、体への負担も軽減しています。


傷跡が目立たない極細パンチブレードの使用

当クリニックでは、パンチブレードという細い管状の医療機器を用いて、移植する毛を毛穴単位で採取しています。
従来の植毛手術とは違い、世界でも最小口径となり約0.5mm-0.6mmもののマイクロパンチブレードを使っているため、傷跡が目立たないのはもちろん、傷跡や腫れ痛みも最小限に抑えることができます。極小の穴に毛根を植えつけるため、株の安定感も増し、生着率も向上しています。


理想のヘアスタイルを実現する技術力

Before
50代 男性 O.Y.さん 頭頂部 自毛植毛(MIRAI法) 2,500株|自毛植毛の症例の症例(手術前)_01
After
50代 男性 O.Y.さん 頭頂部 自毛植毛(MIRAI法) 2,500株|自毛植毛の症例の症例(手術後)_01

親和クリニックは年間1,200以上の患者さまと向き合っているので、ドクター陣には確かな実績に基づいた知見や技術力があります。難易度が高い頭頂部の施術も患者さま一人一人の複雑な毛の流れを考慮し、デザインから手術まで行っております。生え際だけでなく、頭頂部も密度を高く、より自然な仕上がりになるよう追及しています。

また患者さまの薄毛のお悩みについて事前にヒアリングを行い、薄毛の原因を特定します。一人ひとりに適した治療法をご提案し、理想のヘアデザインを作り上げるためのお手伝いをしています。

自毛植毛は信頼できるクリニックを選びましょう

自毛植毛の手術は必ず失敗しないとは限りません。虚血時間による生着率の低下、傷跡や仕上がり、手術後の出来栄えなど、失敗の可能性はいくつもあります。
しかし、豊富な経験を持ち、正しい技術とアフターフォローの仕組みが整っていれば、その成功率は限りなく100%に近付けることができるのです。
親和クリニックでは、最先端の自毛植毛手術を行っており、全国5院全てのクリニックで初診料無料のカウンセリングを行っております。患者さまのお悩みとご希望に真摯に向き合い、自毛植毛の技術や方法についてわかりやすく解説し、ご納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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