AGAはなぜ治らない?原因と本当に治らないのか医師が解説

親和クリニック院長 音田正光

親和クリニック
総院長 音田 正光

AGA(男性型脱毛症)の原因には様々な要因が関与しています。中でも代表的な原因として、男性ホルモン、ストレス、生活習慣、そして遺伝が挙げられます。これらの要因は単独でなく、複合的に影響を与えることもあります。本記事では、AGAを引き起こす代表的な4つの原因について詳しく紹介いたします。

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AGAの原因①:男性ホルモン

AGAの原因①:男性ホルモン

AGAがなぜ治らないといわれているかというと、「男性ホルモン」の影響が主な原因だからです。男性ホルモンのテストステロンから変換されるDHT(ジヒドロテストステロン)が、毛包に影響を与え髪の毛を細く短くしてしまいます。
さらに、一度細くなった髪の毛を元の太さに戻すのは、難しいといわれています。そのため、早めに対策を始めることが大切です。
では、このAGAの主要因となるDHT(ジヒドロテストステロン)について、もう少し詳しく見ていきましょう。


女性の髪のヘアサイクル

先ほどご説明したようにDHT(ジヒドロテストステロン)が毛包に影響を与え、AGAを引き起こすと考えられています。

髪の毛が生える過程は、例で例えると「畑に作物を育てること」に似ています。DHTは「雑草」、テストステロンは「水や栄養」、だと考えてください。作物(髪の毛)が育つためには、十分な水と栄養が必要ですが、DHT(雑草)が増えてくると、作物が育つスペースを奪ってしまいます。雑草が成長すると、作物が育つのに必要な水や栄養が不足し、作物(髪の毛)がうまく育たなくなります。このようにAGAへと影響を与えるのです。


AGAの原因②:遺伝

AGAの原因②:遺伝

次にAGAが治らないといわれる原因は「遺伝」が原因だからです。
特に、母親からの影響が特に大きいといわれています。これは、薄毛に関連する遺伝子がX染色体上にあるためです。男性は母親からX染色体を受け継ぐので、母方の家系が薄毛の傾向を強く反映します。
具体的には、母方の祖父が薄毛の場合、AGAを発症する確率は約75%に上昇します。さらに、母方の祖父と曽祖父が共に薄毛の場合、その確率は約90%にまで高まります。
ただし、父親からの遺伝も無視できません。5αリダクターゼの活性度を決める遺伝子は両親から受け継がれる可能性があります。この酵素の活性が高いと、AGAのリスクが増加します。


AGAの原因③:ストレス

AGAの原因③:ストレス

AGAの主な原因は遺伝や男性ホルモンですが、後天的な要因もございます。その一つが、現代社会で多くの人が抱えている「ストレス」です。 ストレスはAGAの直接的な原因ではありませんが、長期的なストレスは抜け毛を増加させる可能性があります。具体的には、ストレスにより自律神経のバランスが崩れ、血行不良を引き起こします。その結果、頭皮への栄養供給が妨げられ、健康な髪の成長が阻害されます。 さらに、ストレスホルモンの増加は男性ホルモンの分泌を促進し、AGAのリスクを高めます。このように、ストレスはAGAの進行を間接的に加速させる要因となっています。


AGAの原因④:生活習慣

AGAの原因④:生活習慣

AGAの進行には生活習慣も大きく関わります。特に注意すべきは以下の3点です。

1.睡眠:不規則な睡眠は成長ホルモンの分泌を妨げ、髪の成長を阻害します。

2.運動不足:運動不足は全身の血行を悪化させ、頭皮への血流も減少します。これにより、毛根に十分な酸素と栄養が届かなくなり、健康な髪の成長が妨げられます。
また、ホルモン不足を崩し、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の増加を引き起こす可能性があります。

3.食事:栄養バランスの悪い食事は髪の健康に悪影響を与えます。ビタミン、ミネラル、タンパク質が豊富な食事を心がけましょう。
食事についての詳細は下記リンクをご参照ください。

髪に良い食べ物とは?

AGAは治る?治らない?

AGAは現在、完治が難しい進行性の脱毛症です。
内服薬や外用薬は症状を一時的に抑制する治療法で、薬の服用を中止すると再び薄毛が進行してしまいます。
一方、自毛植毛は見た目を改善し、毛量を回復させる有効な治療法です。これらの治療を継続的に行うことで、AGAの進行を遅らせ、毛髪の状態を改善することが期待できます。つまり、完治はできませんが、適切な治療によって症状の管理と外見の改善が可能となります。


AGAはどのような初期症状?

AGAの主な初期症状には、以下のようなものがあります。

●牽引性脱毛症が起こる理由

1.髪質の変化: 髪が細くなり、ハリやコシが失われる。
2.毛量の減少: 特に額の生え際や頭頂部で薄毛が目立ち始める。
3.抜け毛の増加: 通常以上の抜け毛が見られるようになる。1日100本を大幅に超える場合は要注意。
4.産毛の増加: 生え際に細い産毛が増える。
5.頭皮のかゆみ: 頭皮にかゆみが生じる。

これらの症状が一つでも当てはまる場合、AGAの可能性があります。早期発見・早期治療が重要なので、気になる症状があれば専門医に相談することをおすすめします。


AGAの発症年齢はいつから?

AGAの原因②:遺伝

AGAの発症年齢は幅広く、10代後半から高齢者まであらゆる年代で見られます。 若年性AGAと呼ばれる10代後半や20代前半での発症も少なくありません。しかし、最も多いのは20代後半から30代前半にかけてです。
年齢別の発症率を見ると、20代で約6%、30代で約12%、40代で約32%と年齢とともに上昇します。50代以降では40%を超え、70代では60%以上に達します。
AGAは遺伝的要因やホルモンバランスの影響を受けるため、若くても発症する可能性があります。


AGA対策(治療)

先ほど触れたAGA治療法について、より詳しく解説します。
AGAの有効的な治療法には主に3つあります。外用薬と内服薬による薬物療法、そして自毛植毛です。


外用薬

外用薬、特にミノキシジル外用薬は、AGAの治療に広く用いられています。主なメリットは、頭皮に直接塗布するため局所的に作用し、全身への影響を最小限に抑えられることです。また、内服薬に比べて副作用のリスクが低く、安全性が高いとされています。
一方、デメリットとしては、内服薬と比較して効果が穏やかで、実感までに時間がかかる可能性があります。 また、頭皮のかゆみやかぶれなどの局所的な副作用が生じる可能性があります。
効果を持続させるには継続使用が必要で、使用を中止するとAGAが再発する可能性があります。


内服薬

内服薬も、AGAの治療において広く用いられている 主にフィナステリドやデュタステリドが使用され、DHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制することでAGAの進行を防ぎます。
メリットとしては、高い発毛効果が科学的に立証されており、8~9割の患者が効果を実感しています。
一方、デメリットとしては、性機能関連の副作用のリスクがあります。また、効果を維持するには継続的な服用が必要で、中止するとAGAの症状が再発してしまいます。


自毛植毛

自毛植毛は、AGAの症状改善において最も効果的な方法として注目されています。その理由は、外見上の薄毛の問題を根本的に改善できるためです。
自毛植毛の特徴は、健康な毛髪を毛根ごと移植することにあります。移植された毛髪は半永久的に生え続け、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を使用するため、安定した発毛が期待できます。
他の治療法と比較して、1回の施術で長期的な効果が得られ、継続的なメンテナンスも比較的少ないため、AGAに悩む方にとって最も有効な選択肢の一つといえます。


AGAに悩み始めたら親和クリニックへ

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AGAの根本治療として、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しております。
気になる症状がございましたら、まずは無料カウンセリングよりお気軽にご相談ください。


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