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毛母細胞とは?働きを弱める原因と活性化効果が期待できる方法を解説

親和クリニック 大阪院
院長 滝田 賢一

髪の毛の生産・成長において重要な役割を果たしている「毛母細胞」は、不規則な生活や偏った食生活を続けていると、活動が鈍くなり薄毛が進行します。
毛母細胞に直接働きかけるには、クリニックによる治療が必要です。それと併せて、薄毛を引き起こす原因となる生活習慣の改善も行うと良いでしょう。
ここでは、毛母細胞の働きを弱めてしまう原因と、活性化が期待できる方法を解説します。

毛母細胞の役割とは?

髪の毛の成長に重要な役割を果たしている毛母細胞ですが、その前に髪の毛がどのようなメカニズムによって生えてくるのかを確認しておきましょう。


毛母細胞とは

髪の毛の構造

毛髪は、皮膚の外に出ている毛幹と、皮膚の下に隠れている毛根で構成され、毛根の膨らんだ部分が毛球です。髪の成長を支える大切な役割の毛球の内部には毛乳頭があり、それを覆っている細胞が毛母細胞です。

毛根の根元には毛球があり、そのくぼんだところにあるのが毛乳頭です。毛乳頭の周りにはたくさんの毛母細胞があり、毛細血管から栄養分や酸素を吸収し、それをエネルギーにして分裂を繰り返し、毛髪に成長していきます。

ですから、毛髪の成長に最も大切な組織が毛乳頭と毛母細胞で、毛母細胞が分裂を繰り返すことによって角質化し、硬い毛髪となって生えていきます。


毛母細胞の主な働き

メラノサイトからメラニン色素を受け取って、髪の毛を黒くする働きも持つ毛母細胞は、毛乳頭からの指令を受けて、細胞分裂を繰り返していきます。それが活発であれば髪の毛は順調に成長していきます。
しかし、何らかの理由で毛母細胞の働きが弱くなったり、活動を休止するようになると、髪の毛は成長しにくくなります。

毛母細胞の働きを弱める主な原因

毛母細胞の働きを弱める主な原因は、男性ホルモンの影響や血行不良、栄養不足などが挙げられます。


ジヒドロテストステロンの影響

AGA(男性型脱毛症)の発症に男性ホルモンが関係していることは、いまでは広く知られるようになってきました。
しかし、男性ホルモンそのものが薄毛を引き起こしているのではなく、男性ホルモンのテストステロンが還元酵素5αリダクターゼと結びつくことで生成されるジヒドロテストステロン(DHT)の影響によって、発毛サイクルに悪影響を及ぼしているのです。


AGAのヘアサイクル

この、DHTが原因の薄毛をAGA(男性型脱毛症)と呼び、主に思春期以降の男性が発症する進行性の脱毛症です。

DHTが増えると、毛母細胞の分裂を抑制し、ヘアサイクルが退行期、休止期へ誘導されるようになります。その結果、髪の毛が十分に育つ前に抜けてしまうため、徐々に薄毛になってしまいます。
このAGAですが、そのまま放置しておくと薄毛はどんどん進行していきます


栄養不足

毛母細胞の働きを阻害する食生活の乱れ

血行不良食生活の乱れによる頭皮の栄養不足も、毛母細胞の働きを弱める原因の一つです。血行が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮や毛乳頭に行き届きにくくなります。

毛乳頭に栄養が行き届かなくなると、毛母細胞へ細胞分裂の指示を出す働きが悪くなり、新しい髪が生えてこなくなります。頭皮の栄養不足は、髪の毛の成長にとっては大きなマイナス要素となります。

毛母細胞を活性化させる方法

毛母細胞の活動が低下してしまうと、髪の毛の成長も止まってしまいます。
薄毛を改善するには、ヘアサイクルを整え、髪の毛の成長を促す必要があります。特にAGAによる薄毛であれば、毛母細胞を活性化させる治療方法もあります。


AGAを治療する

薄毛専門クリニックの治療でAGAの原因「DHT」を抑制する

AGAの主な原因とされるジヒドロテストステロン(DHT)は、髪が生えてから自然に抜け落ちるまでの周期、いわゆるヘアサイクルを短くする原因物質と考えられています。
つまり、髪の毛が太く長く成長する前に抜けてしまうため、細い短い毛が多くなることで薄毛が目立つようになります。
それを防ぐためには、毛母細胞の働きを弱めてしまうAGAの改善が必要です。

AGAは進行性の脱毛症ですから、放っておいても自然治癒することはありません。症状が悪化する前に、薄毛治療専門のクリニックで治療を行い、DHTを抑制させることが薄毛対策には大切なことです。

AGAの主な治療法としては、プロペシアやザガーロを用いる内服薬治療と、ミノキシジルを用いた外用薬治療があります。


プロペシア

プロペシア

プロペシアは男性用の内服薬(錠剤タイプ)です。
プロペシアの主成分であるフィナステリドには、脱毛の原因とされる5αリダクターゼの働きを抑制する効力があることが、日本皮膚科学会の薄毛治療のガイドラインで「A:強く進められる」と評価されています。
AGA(男性型脱毛症)の治療薬として、世界60か国以上で認可・使用されている内服薬です。


ザガーロ

ザガーロ

2016年6月より販売開始となったAGA治療薬です。
有効成分のデュタステリドが、脱毛の原因とされる5αリダクターゼの働きを抑制する効力があり、脱毛を食い止める効果が期待されています。
特に「Ⅰ型」及び「Ⅱ型」の5α還元酵素を阻害する働きがある治療薬です。


ハイブリッドミノキシジル

ハイブリッドミノキシジル

ミノキシジルの発毛効果は、日本皮膚科学会の薄毛治療のガイドラインで「A:強く勧められる」の評価を受けています。
ハイブリッドミノキシジルは、そのミノキシジルを主成分に親和クリニックが独自で配合した、頭皮に直接塗布するタイプの外用薬です。男性はもちろん、女性もお使いいただけます。


生活習慣の改善

毛母細胞を活性化させるためには、薄毛治療専門クリニックでの治療が非常に有効ですが、普段の生活習慣を見直すことも大切です。
もちろん、具体的な改善効果が医学的に認められているわけではありませんが、髪の毛の成長にマイナスとされる要素をできるだけ排除することが望ましいことは言うまでもありません。


食生活の見直し

毛母細胞を活性化につながるバランスの取れた食事

過度なダイエットや偏った食生活は、毛乳頭が栄養不足になる原因として考えられています。日ごろから、栄養バランスの取れた食事を心掛けるようにしましょう。

食事に積極的に取り入れたいのは、「まごわやさしい」食材です。
ま=豆、ご=胡麻、わ=ワカメ、や=野菜、さ=魚、し=シイタケなどのキノコ類、い=イモなどです。
逆に控えたいのは、脂肪分や塩分・糖分・食品添加物を多く含む食材です。


十分な睡眠時間の確保

十分な睡眠が毛母細胞を活性化につながる

睡眠は、髪の成長や血行不良の解消に良い影響があるといわれていますから、良質な睡眠を阻害する要因はできるだけなくすようにしましょう。
就寝後2~3時間が、成長ホルモンが最も分泌される時間帯で、髪の毛の成長にも良い影響があると考えられています。

質の良い睡眠を阻害しているのは、寝る直前のテレビ視聴やスマートフォン、PCなどの使用が代表的です。電子機器が発散するブルーライトを浴びることで、睡眠の質が低下するとされています。
また、寝る前には脳に刺激を与え、入眠を遅らせる作用があるカフェインの摂取も控えたいものです。


禁煙、禁酒

禁煙が毛母細胞を活性化につながる

喫煙や飲酒の習慣も、毛母細胞の活性化にはマイナスとなります。
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があり、血行不良を引き起こすおそれがあります。血行不良により、頭皮に髪の毛に必要な栄養が回りにくくなります

また、過度なアルコールの摂取は、睡眠の質を下げるとされています。薄毛治療の効果を高めるためには、禁酒・禁煙で、毛母細胞や毛乳頭を活性化することが大切です。


ストレス解消

ストレス解消が毛母細胞を活性化につながる

ストレスが溜まると、自律神経を乱して血行不良を招く恐れがあります。
髪の毛の成長にとって良好な頭皮環境を保つためには、ストレス解消につながる心身のケアが大切です。

ストレスが解消されると、血行不良の症状が緩和されます。友人との会話を楽しむ、趣味に没頭する、体を動かすなど、自分なりのストレス発散方法を見つけると良いでしょう。


適度な運動

運動によるストレス発散が毛母細胞を活性化につながる

運動不足による血行不良も、髪の毛の成長には大きなマイナス要素です。
血行を改善させるためには、ジョギングやストレッチ、ヨガ、散歩などの有酸素運動で、適度に体を動かしましょう。

毛母細胞を活性化には、まずはクリニックを受診しましょう

親和クリニック 大阪院 院長 滝田 健一

髪の毛の成長に最も重要な役割を果たしているのが、“毛母細胞”であることを解説しましたが、大切なのは、毛母細胞の働きが鈍くなる要素をできるだけ排除していくことです。

専門クリニックでの内服薬や外用薬による治療は、早ければ早いほど効果が期待できます。また、治療と併せて、日常生活の髪の毛の成長にマイナスとなる要素を排除することも大切なことと言えるでしょう。

まずはクリニックを受診して、薄毛治療はもちろん、生活習慣の具体的な改善策も含めて、専門家の意見を仰ぐことから始めてみましょう。

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